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【栗花落カナヲの例】性格を変える?生き方を変えるお守りのチカラ

「命」と「私」

【栗花落カナヲの例】性格を変える?生き方を変えるお守りのチカラ

この記事のまとめ

人生は、SQを高めていく旅。

冷静沈着なのは生まれつき?

流浪人剣心の宗次郎や鬼滅の刃のカナヲのように、感情を出さない、冷静沈着な人がいる。生まれつきではなく「学習」をした例だ。

怒りや不安などの情動を回避する反応は、さほど珍しいものではない。ワインバーガーによれ ば、だいたい六人に一人がこのようなパターンを示すという。理論的には、抑圧型のパターンは 子供時代に何らかの原因で身につく可能性が考えられる。たとえば、アルコール中毒の親がいる 家庭で修羅場を生きのびる知恵として。このような家庭では、抑圧の原因となる問題そのものが 否定されている。あるいは、両親または片方の親が抑圧型で、不快なことがあっても快活な笑顔 を保って冷静に対応する親の姿を見て育った場合。もっと単純に、抑圧気質を遺伝的に受けつい だケースもあるかもしれない。どのようにして抑圧的パターンが身につくのか明らかではない が、いずれにしても、抑圧型の子供は困難に直面してもクールで取り乱さない人間になる。(『EQ こころの知能指数』ダニエル・ゴールマン p.124)

平気な顔をしないと、また平然としないと生きられない、だから情動を押しとどめる、というスキルを手に入れたのです。そして日常的にそのスキルを使えば、「性格」と言われるものになっていく可能性もある。

抑圧と自己欺瞞:命を守ってきた心の仕組み

 

鬼滅の刃では「自分の心」を選べなかったカナヲに、竈門炭治郎は笑顔で「自分の心の声をよく聞くこと」を伝えます。

ある時、小さい時、弱かった時は「周りに合わせて動く」ことが生き残るために必要だったかもしれません。けど大人になって、自分は変わった、大きくなって、強くもなったのに、心のしくみは昔のままであることがあります。

今までカナヲは「コイン」というお守りで「するしない」をきめていました。あたらしいEQのスキル、新しい「お守り」を、炭治郎からもらったのでした。

漫画の世界の方が、心的にはリアルに描かれるようになりました。うー、感動。

 

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