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OECD『社会情動的スキルー学びに向かう力ー』のメモ

OECD『社会情動的スキルー学びに向かう力ー』のメモ

社会情動的スキルー学びに向かう力ー

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『社会情動的スキルー学びに向かう力ー』

国際成人力調査 PIAAC
子どもの認知的スキルと社会情動的スキルが早期の段階で育成されなければ、教育の力は限定的となる。

創造性や批判的思考力といった21世紀型スキルの多くは、認知的要素と社会情動的要素の両方を備えている。
創造性は拡散的思考ともいい、新しく、ユニークで予期せぬものだけではなく、適切かつ有用で、目の前の課題に適したコンテンツを創り出すことをいう。(略)創造的な人々は、新しい経験に対し開放的で想像力に富み、誠実性にはやや乏しく、より衝動的で、外向的である。一方、批判的思考力は、問題の解決に論理的規則や費用対効果の分析を用い、戦略的に考え、新しい状況にルールを適応する能力をいう。このスキルは、情報を熟考し、それを新たな文脈の中で解釈し、既存の知識に基づいて新たな問題への解決策を見出す能力といった非常に認知的要素の強いスキルである。(p.53)

10歳以上になると、パーソナリティに関する項目についての自己申告は信憑性があり、妥当なものとなる、というのも、この年齢は、子供が一定の語彙を習得し、自己を振り返り、社会的に比較するスキルが発達する時期であるからだ。(p.56)

家庭、学校、地域社会からのインプットによる新しい投資からどの程度メリットが得られるかは、過去のスキルによって決定される。

早い時期から投資することは、すべtねおスキルにとって有利ではあるが、社会情動的スキルは、認知的スキルと比べると、年をとってからでも十分に向上させることができる。さらに、青年期は、自制心(誠実性)・友好性(協調性)・情緒安定性が低下する傾向にある。(p.61)

社会情動的スキルは主観的ウェルビーングに大きく影響する。

スイスの結果では、16歳児の自己効力感を10段階のうち最低ランクから最高ランクへ引き上げることが、25歳児の人生への積極的姿勢に大きなプラスの影響を与えるのに対して、十五歳児の認知的スキルをあげることが大きなマイナスの効果をもたらすことを示す。(p.88)

社会情動的スキルは個人が意図を行動に移す能力を向上させる。

社会的スキルが高い子供では、認知的スキルが高いと多量喫煙の確率が下がるが、社会的スキルが低い子供では、認知的スキルが高いと多量喫煙の確率が上がる。(p.94)

14歳時の社会情動的スキルの向上が、十五歳児の認知的スキル(到達度テストと成績によって示される)に与える影響もまた、14歳時の社会情動的スキルのレベルにしたがって増加している。また、14歳時の認知的スキルの増加が15歳時の認知的スキルに与える影響は14歳児の認知的スキルレベルに伴って増加するが、その割合は緩やかであることを示している。このことから、今後の認知的スキルの発達において、現在の認知的スキルレベルよりも現在の社会情動的スキルのレベルの方gあより重要であることがわかる、地震と責任をもち、自分には将来に影響を与える能力があると信じている子供は、すでに成績のよい子どもよりも高い学業成績を収める可能性がある。(p.105)

社会情動的スキルが高いほどより多くの学習への投資につながることが示されている、たとえば、スキナーとベルモントは、強い意欲と取り組みの姿勢を見せる生徒は教師からの関わりと支援をより多く受ける傾向があることを示している、また、社会経済的背景が高い家族の子どもほど、社会情動的スキルのレベルが高い傾向にあることを示すエビデンスもある。(p.109)

社会情動的スキル取得への投資が子どもの将来の社会情動的スキルに与える影響は、概して人x日的スキルの10段階ランクが低い子どもたちに対して一層大きくなる。このことは、社会情動的スキルが認知的能力に恵まれない不利な子どもたちに対する特に重要な政策手段になりうることを意味している。(略)つまり、現時点で社会情動的スキルをより多く身につけているほど、子供達は将来の学習環境や介入プログラムからより多くの利益を得やすくなるのである。子どもたちはこうした投資を利用して、社会情動的スキルだけでなく、認知的スキルも向上させることができる。(p.112)

子どものスキルに対して早期に十分な投資を行うことは、生涯にわたる成功にとって重要である。
子どもの社会情動的スキルが、社会情動的スキルだけでなく認知的スキルにおける将来の投資の生産性にも影響を与えるとすると、社会情動的スキルにおける投資はどの時点で行われてもスキルにおける将来の投資全体の生産性に影響することは真x日cがいない、したがって、早期に投資することは、子供が長い期間にわたってより大きな利益を得ることを可能にするはずである。(p.114)

スポーツ活動への参加が社会情動的スキルに与える影響は広く研究されている。エビデンスは、スポーツ活動への参加のプラスの影響を示しているが、その影響は比較的小さいものである。(略)体育がスキルを発達させる程度は、そのプログラムが1)楽しみ、多様性、全員の関わりを促進しているか、2)熱心で、訓練を受けた教師やコーチから指導されているか、3)情報に通じた親たちから支援されているかという3つの側面によって変わることを示している。(p.119)

芸術活動と社会的活動に参加する子供は肯定的なアイデンティティと高い自尊感情を持つ可能性が高い。インフォーマルな学習は、校外の地域での活動の利用可能性に依存している、したがって、こうした学習は、社会経済的地位や居住者の価値観など、地域社会の資源や特徴のレベルに結びついている。さらに、親の社会的ネットワークは子供のインフォーマルな学習機会の質と量に影響を与える可能性がある。(p.121)

社会情動的スキルは、ナショナル・カリキュラムの中心的なフレームワークになっている。

Australian Curriculum for foundation to year10
個人的・社会的な力、倫理的判断力、異文化理解などの7つの「一般能力」
数学のカリキュラムは、自発的行動、意思決定、プロセスや結果の伝達、単独作業や共同作業といった機会を提供することで「個人的・社会的納涼」を強化する。

チェコ
基礎教育カリキュラムには、現代社会に関連した6つの横断的テーマが採用されている。
個人と社会についての教育PSE(個人の発展、社会の発展、道徳の発展)、民主的市民の育成、欧州や世界の状況に関する研究、多文化教育、環境教育、メディア教育

アメリカ
Partnerships in character education program
standing council on school education and early childhood
national safe schools framework

イスラエル
Life skill studies5つの柱
アイデンティティ、自己統制、対人関係、余暇と進路選択・進路学習、ストレス短所
israel ministry of education w008 life skills in primary schools

イギリス
personal, social, health and economic education PSHE
UK department for education

韓国
創造的体験的学習活動creative experimental learning activities
national youth policy institution

safe school hub

school audit tool

US department of education character education our shared responsibility.

lllimois learning standards: social/emotional learning

アイルランド
junior cycle framework
6つのキースキル。自己管理、健康維持、コミュニケーション、創造性、他者との協働、情報と思考の管理
department of eduxation and skills

ブラジル
dual school model

カナダ exit outcome
レジリエンス、グローバル意識、強調し絵、革新性/創造性、目標志向といった気質

ふらんす
raconte en corps: le bolero de ravel
marcel pagnol
言語運用と身体制御、音楽文化と体育、テクノロジー

 

『社会情動的スキルー学びに向かう力ー』

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