私たちのなかには、生まれつき情動の特別な象徴的表現形式に敏感に反応できる人がいる。詩も歌も寓話も、暗喩も明喩 も、すべて心の言語の表出だ。夢や神話も。物語は情動の脳が命ずるままに自由な連想をつらね て展開する。心の声(情動の言語)がよく聞こえる人は、小説家にしても、作詞家にしても、セ ラピストにしても、情動のメッセージを表現する能力にすぐれている。人間の内面に波長を合わ せられるということは、「無意識の知恵」(夢や空想にこめられた深層心理)に声を与えてやれる ということだ。（『EQ こころの知能指数』ダニエル・ゴールマン p.90）
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